漫画にありがちな金持ちが主催するデスゲーム

2019年7月17日

漫画でありがちな設定の一つに金持ちが自分の狂気な欲望を満たすためにデスゲームを開催するという物がある。

フィクションの世界に現実的なツッコミを入れるのも野暮というものだが、これは明らかに無理がある。

政界にまで力を持った金持ちなので、些細なデスゲームももみ消すことができるということなのだろうが、現実的には表立って主催をしていたら、どこかで情報が漏れて終わるに決まっている。

独裁国家の独裁者であればまだしも、民主主義の国であればどれだけ強大な力を持っていたとしても、対抗勢力がいるわけだから、そんなことをしていては絶好のスキャンダルを提供するようなものなので、一発で失脚をしてしまうだろう。

アカギのように個人邸で行われる鷲巣麻雀のようなものであったり、情報が隠蔽しやすい時代ならともかく、カイジや銀と金の鉄骨渡りや誠京麻雀及び地下カジノなど自滅するようなものだ。

誠京の蔵前は世界一の金持ちにもなったことがある堤がモデルなのだろうが、その堤ですらインサイダー取引で逮捕されて有罪になっているのだから、デスゲームを開催していたとなれば隠蔽することは不可能だろう。

もしかすると、大きなスキャンダルを隠蔽する代わりに軽いインサイダーの罪をかぶると言った取引があったなんてこともあるかも知れないが、そこまで行くと陰謀論でしかない。

とにかく、仮にあったとしても黒幕は絶対に表に出てこないようにしなければ寝首をかかれることになるのだから、こんなリスクを負うわけがないってことだ。

なので、どうせだったらこの辺をついて鷲巣や兵藤が失脚をしていく話を見てみたいもんだね。