詐欺まがいのクソゲー ドルアーガの塔
ドルアーがこの塔は一般的に名作扱いされているゲームだが、これは攻略を知っている前提の話であり、攻略を知らなければ詐欺まがいのクソゲーとしか言いようがない。
見下ろし型のアクションゲームで特定の条件を満たすことによって、宝箱が出てきてパワーアップをしていき60階の塔をのぼるというゲームなのだが、その条件がノーヒントで事前に知らなければ、ほぼ発見できないレベルである。
以前書いたコンボイの謎の記事では後半面のループを問題点としてあげたが、これに関しては総当たりでクリアができないことはない。
現実的ではないにしても、800回に満たない回数をプレイすればクリアは可能なのだ。
それに対してドルアーガの塔は、ノーヒントで宝箱を出さなければならず、その条件も偶然にも思いつかないようなものも多くまともにクリアするのは不可能なレベルとなっている。
特定の順番で敵を倒さなければいけなかったり、盾で敵の魔法を受ける、外周を回るあるいはその逆に外周に触れないなどなど。
これらは考えて答えが出るものではないし、偶然発見をしたとしても何の条件を満たして宝箱が出現したのかがわからないので、再現をすることができない。
トライアル・アンド・エラーをしようにも再現性が低いので、それすらままならないのだ。
そして、これが最大の問題なのだがドルアーガの塔はアーケードゲームであり、一回プレイをするごとにお金がかかる仕組みとなっている。
家庭用ゲーム機であれば、何度でも試すことができるので、この仕様でもまだ許されるところはあるが、アーケードゲームでこの仕様は詐欺と言われても仕方がないのではないだろうか。
ある程度インカムが稼げなければ、ゲームセンターに置いてもらえない、即ち売れないということになるので、多少はコインを投入しなければならない難易度にするのはビジネスなので悪いことではない。
しかし、ドルアーガの塔のようにまともにクリアをさせる気がないのは大問題である。
攻略情報を最初から出しているのであればともかく、プレーヤー自身に発見させるのは極めて悪質だと言えるだろう。
時代背景を考慮しても、阿漕なものでありドルアーガの塔はクソゲーと呼ばざるを得ない。
商品として問題があるかどうかは別として、攻略法がわかった上でプレイをするのであれば、面白いゲームであることは事実である。
攻略法がわかっていても宝箱を出したときの喜び、パワーアップした実感は得られるし、強くなって簡単に敵にやられなくなるのはカタルシスがある。
BGMも良質なもので、エンディング曲はしみじみと達成感を味わうことができる素晴らしいものとなっている。
ゆえに名作と評価されるのもおかしな話ではないのだが、問題点に目を向けると面白いから許されるというレベルではないように思う。
走塁打撃守備 全て兼ね備えた 頼れる仕事人 いざ進め奈良原
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