ウナギは中国産も国産も変わらない

世の中捨てたものではなく鍵を届けてくれた人がいた。

お礼に5000円ぐらい渡したいところだったが、連絡お礼が不要とのことだったので、そのまま鍵だけを引き取り帰ってきた。

せっかくなので元からなかった金だと考え、普段使わないようなものに使ってやろうと、生鮮市場に行ってみるとウナギが売られていたので買ってみることにした。

ここが小市民の貧乏性のところでさっきまでは5000円ぐらい出してもいいと思っていたのに、いざウナギにそれだけ出すとなると躊躇をしてしまうのだ。

それでも、普段あまり食べないしたまには良いだろうと量の多い中国産と2割引になっていた国産をチョイスした。

少し前のイメージだと中国産は下品な油っこさにゴムのような弾力感があり、安かろう悪かろうながら、とにかく安かったのでウナギを食べたい欲求を満たすには重宝していた。

ところが最近は中国産も価格が高いので、この値段だったら中国産を選ぶ意味がないなと思ってしまう状態だったので、今回はいい機会だったと言えます。

10年ちょっとぐらい前の感覚だと中国産で1000円はやはり高いのだが、国産と比較をすると値段が半分近くで大きさは二倍超あるので安いはやすいようだ。

問題は味だが、実際に食べてみるとあまり違いを感じられなかった。

中国産という先入観を持って食べてみると、あまり美味くないような気がするのだが、それでは国産が美味いかと言うとこちらも微妙である。

もしかすると、そこそこの中国産と大したことのない国産だった可能性があるので、本当はもっと差があるのかもしれないが結局はピンキリということだろう。

あまり美味くないとは言ったが不味いわけではないし、久々のウナギと空腹ということもありそれなりの満足感を得ることはできた。

一人で1000円出すのは割高感があるが、二人で食べて一人500円なら悪くないし、一人でも二食に分けて食べるならまーまー良いかも知れない。

一食500円は極端かもしれないが、ウナギの最大の欠点は満足度と価格が釣り合っていないところにあるので、貧乏人だとなかなか手が出づらい食べ物だよね。