最近のゲームがつまらない理由

2019年7月7日

最近ゲームがつまらない、ハマらないそんな話を聞いたりするが、それはソフトのせいではなくハードのせいかも知れない。

なんてことはもちろんなく、今よりハードの性能が高くなったとしても劇的に面白くなることはないだろう。

あるとすれば現実と見紛うばかりのVRが主流になったら、また別世界が開かれるかも知れないが、それまではハードが進化をしたところで感動するような作品は生まれないと見た。

それではやはり問題なのはソフトということになるが、昔のゲームが面白く最近のゲームがつまらないのは相対評価なら当然の結果と言える。

昔のゲームは比較対象が少ない中だから、その中でよくできていれば名作と評価されるが、最近のゲームだと比較対象が今まで出たゲームすべてになるわけだから、これはかなり不利だ。

平均的に見れば良くなっているのだろうが、減点法の日本では良くなった部分より過去の作品と比較をして劣っている部分が減点をされるので、最近のゲームはつまらなく昔のゲームの方が面白かったとなる。

ゲームの本質というのは、今も昔も大して変わらないものであり、ハードが進化したから劇的に面白くなることはない。

もちろん、ファミコン程度の性能であれば表現力も限界があるから、ファミコンからスーパーファミコン、PSに64、PS2辺りまではハードの進化に合わせてソフトの進化もあった。

それ以降はハードの性能が上がったからソフトも進化をしたわけではなく、やっていることはほとんど過去の焼き増しでしかない。

面白いアイデアはあらかた出尽くしているわけで、斬新なものはただ奇抜なだけで面白さにつながっていないことが大半だ。

松下幸之助は知恵のポンプは汲めば汲むほど湧いてくるとは言ったが、アイディアの面では後発が不利になってしまうことは否めないだろう。

もっとも松下は真似した電気だけに、他人のアイディアに乗っかかるパクリ商法だから後発のほうが有利かもしれないが。

というわけで昔のゲームを知っていれば最近のゲームがつまらなく見えてしまうのは当たり前の話であり、別に今のゲームがつまらないわけではないということだ。

私は最近のゲームはマインクラフトぐらいしか知らないけどね。