クレジットカードについて長年の謎

クレジットカードについて長年疑問に思っている謎があるのだが、それはスーパーなどで見かけるその店のカードを発行すると割引になるというものだ。

イオングループであればイオンカードがそうだし、西友であればウォルマートカードがそれにあたる。

例えばイオンや西友がカード会社を経営しているというのであれば、特段これは不思議なことではないのであるが、全く別の会社であるはずなのに、なぜ割引をすることができるのだろうかと疑問なのである。

大元であるカード会社というのは、クレジットカード利用者の金利手数料に加えて、加盟店からの売上で収益をあげているのは知っている。

カード利用者が全て一括で支払いをしても、カード売上から一定のパーセンテージでカード会社が手数料を徴収していくので、加盟店が損をすることはあってもカード会社が損をすることはない。

店側はクレジットカードによって増える売上とコストを天秤にかけて導入をするわけだが、どう考えてもイオンカードやウォルマートカードは見合っていないのではと感じるのだ。

もしかすると、これは私の自分の勝手な想像であり、ウォルマートであれば毎日3パーセント割引にするだけの集客効果があるのかも知れないが、おそらくはそのようなことはないだろう。

そのようなことをすれば結局コストは価格に転嫁しなければならず、全体的な値段が上がってしまって客足が鈍ってしまうことになる。

西友に限って言えば特別高いイメージはないし、むしろ平均すると安いものが多いのでクレジットカードのコストが商品価格に転嫁されているようには感じない。

【クレジットカード会社が発行してもらってる形】

そこで一つの結論にたどり着いたのだが、この手のスーパーの割引に関しては逆にクレジットカード会社が負担をしているのかも知れないね。

カード会社からすれば、イオンや西友規模の大きさの利用者が顧客になってくれれば、割引分を負担しても金利収入の分で元が取れるようになっているのではないだろうか。

あるいは加盟店は5パーセント程度クレジットカード会社に手数料を支払っていると言うが、それが免除されると言ったものがある可能性もある。

加盟店からすれば本来かかるはずだった費用なので客に還元しても損はないし、クレジットカード会社は加盟店からの手数料は失っても簡単に沢山の顧客を集めることができるので、加盟店に対して何かしらの手数料で優遇をしていると考えるのが自然だろう。

実際にはどのようになっているのか、予想でしかないがこんな感じなのではないか。

小さな店はクレジットカード会社に土下座をして頼み、大きな店に対してはクレジットカードが土下座をして頼むそんな世界。

土下座文化の発端は、やはり三井住友VISAカードが走りとなるのだろうか。