ループ面がなければ トランスフォーマー コンボイの謎

トランスフォーマー コンボイの謎はクソゲーとしてよく名前の上がるタイトルだが、それだけに出来はあまり良くない。

自機の当たり判定がでかく敵の弾は小さくてみづらいという問題が多いゲームだ。

変身をするときのレスポンスも悪くもっさりとしていて、変身をする最中にやられてしまうということもある。

もっとも、必要な場面をのぞいて変身をする必要もないので、この辺はあまり気にしなくても良いかも知れない。

基本的にあまり褒める部分がなく、クソゲーと言われてしまうのも致し方ない部分はあるのだが、出来が悪い結果として難易度が上がり、それなりにやりごたえがあるので簡単なゲームに飽きた人からすると全く遊べないということもなかったりする。

同時期に発売されたタイトルと比較をすると、極めて劣悪というわけでもないので、黎明期にありがちな出来の悪いゲームで済むだろう。

ただ、一点許せないのが後半のステージに正解のルートを通らないと、延々と同じステージをループさせられてしまう面がある。

正規のルートを通らないとループをする仕様は、スーパーマリオブラザーズのクッパ城でもあったのでこの仕様自体が問題というわけではない。

問題は間違ったルートをたどったことをゴールするまでわからず、結局ステージを最初からやり直さなければならないということだ。

正解を選んだ時あるいは不正解を選んだ時に何かしらのヒントが出れば問題は無いわけだが、このゲームではそれが一切ない。

分岐も多く3つの分岐が6-7個ぐらい存在する。とてもではないが総当たりでどうにかなるものではないのだ。

ゲームの前半でないのが救いとも考えられるが、後半になっていよいよエンディングが近づいてきたというところに来て、攻略本もなければほぼクリア不可能なこの仕様は擁護し難い。

実際に私もここで挫折をすることになったのだが、プレイをしていたのは高校ぐらいになった時の話でありすでにインターネットは存在した。

攻略を調べればすぐに見つかるのだが、こんなクソな仕様は調べてまでクリアをしてやる必要はないとその場で電源を切ったのであった。

結局、我慢をして最後の方までプレイをしてくれた人間に対しても、このひどい仕打ちなのでクソゲーとされてしまうのも仕方がないのではないだろうか。

また、キャラゲーということもあり原作のファンからもそっぽを向かれてしまう可能性があり、理不尽な要素は余計にに悪く見えてしまいやすい。

問題のステージは13:38辺りから